カテゴリー別アーカイブ: 国際結婚

私がミャンマー人女性をお勧めする理由

Twitterやnoteなどで男性の非モテ問題を論じておられるすもも氏の論稿を元に私がミャンマー人との結婚をお勧めする理由を語ります。なおこの非モテ問題は4~5年前にすでにネット界の一部で喧々諤々と議論されたものであり、すもも氏はそれを精緻な統計・データ分析によって補強したものと言えます。わたしもかつて旧ブログのエントリにまとめたことがあります。

女性の上昇婚・上昇婚志向


存知のとおり日本人男性の未婚率は上昇の一途を辿っており、今や30%に達しようとしています。

(出典:平成27年版厚生労働白書)

の大きな要因の一つが女性の上昇婚・上昇婚志向です。「上昇婚」という言葉を聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、要するに「自分よりも収入・学歴の高い異性を求める」ということです。

(出典:日本女性の上昇婚・上昇婚志向

しかも他国の女性に比べて勤労意欲が異常に低い日本人女性はこの上昇婚志向が世界でもっとも高く、さらに近年この志向が強まっています。男性を金でしか見ない女性が増えているということです。

(出典:舞田俊彦氏の2016年4月18日のツイート

(出典:「ATMにされたくない」婚活市場から撤退する男性たち

つまり日本人男性は異常な世界に生きている普通の人々といえるでしょう(ちなみに欧米にはカップル文化というものがあって、「いい年をした男女が恋人もいないのは、とても恥ずかしいことだ」という風潮がとても強いので、女性もある程度下方婚を受け容れるそうです)。

従来の婚活産業でも解決せず


の未婚率上昇に相まって、今世紀に入って婚活ブームが起き、かつては日陰者だった婚活産業がすっかり社会に定着しました……が、それでも未婚率の上昇はとどまることを知りません。

すもも氏は論稿の中で婚活に乗り出している女性のほうがそれ以外の女性よりも希望年収が高いことを指摘しています。こういうタイプの女性のほうが金でしか男性を見てないのですね。

結婚相談所大手ノッツェが未婚の会員を対象に実施した「恋愛・結婚意識調査」(2012)では、女性が男性に求める希望年収が「500万円以上」が56.9%。一方、内閣府が一般的な未婚者(20~49歳)を対象とした「少子化社会対策に関する意識調査」(2018)では希望年収「500万円以上」が46.0%婚活に乗り出している女性の方が希望年収が高いのである。

出典※下線、赤色は筆者)

ちなみに従来の結婚相談所の成婚率は10%ほどだそうです。

https://twitter.com/kikonmikon/status/1272861573460054017

また某国際結婚斡旋会社を利用してベトナム人女性と結婚したある男性は、以下のように従来の婚活産業の盲点を指摘しています。

結婚サイト(yahooやブライダルネット)を使用して知り合っていくと、とにかくこの様なサイトを利用する女性は、なんらかの「訳」があることに気付かされた…その女性側の「訳」なんだけど、だいたい、・結婚に行きそびれた。・結婚前提の付き合いできたが、いざこの年で捨てられたので、出会いがない。・オタク、変なマニア、趣味にこだわり有り・太め・仕事、学歴、生き方などのプライドが高い人・収入が有り自立心が強く、別にあせってないよ的な人・要求が強い人(年収、身長、学歴)・婿養子希望、または、今住んでいるところから離れたくない人

出典

女性は男性よりも異性をみつけやすいのに、婚活産業を利用しなければ見つからないような女性は訳ありなのも当然といえば当然……というわけで近年結婚を諦める男性が増加しており、ソロ社会を提唱する論客も現れました。まあ、人生いろいろ。別に結婚にこだわらなくても……とも言ってもられないのは未婚の男性は幸福度が著しく低いというデータがあるのです。

(出典:男性社会の幸福な女性たち

年を取れば、他の友だちは結婚して家庭を持ち、交際する機会も減って孤立を深めるというのは体感でもわかるところです。趣味に生きる……というのも私が老境に差しかかっていないのでわからないのですが、どうなんでしょうか?なんとなく虚しさを覚えるような気がします。

ちなみに独身男性は短命というデータもあります。

(出典:東洋経済オンライン「独身か有配偶かで異なる男女の「人生」の長さ

……ということで男性が幸せな人生を送り、長生きするためには結婚するしかないいうことになります。この点すもも氏の「未婚男性の孤立から考える結婚のメリット」という記事が大変参考になります。

発想と行動を転換しよう


してお見合いの風習がすっかり廃れてしまった今、男性は自力で結婚相手を見つけるしかありません。非モテ男性には誰も興味を持ってくれません女性はもちろんのこと、男性もまったく興味を持ってくれません。むしろ女性は年を取って性的魅力がなくなったり、母親になって男の子供を持ったりすると「非モテの辛さ」に理解を示すようになるので、女性のほうがまだましと言えます。

ここで私が言いたいことは以下の二つ。

1. 男性は非モテが通常運転

男性はモテないのが普通です。統計では半分以上の男性が生涯一度も女性から告白されたことがないそうです。思春期の頃を思い出してもモテた男性などクラスに数人で、みんな彼女一人作るのに四苦八苦していたはずです。ですからモテないからといってむやみに自分を卑下するのはナンセンス。衰えたりとはいえ、いまだ世界第三位の経済大国でいっぱしに生きている自分にもっと自信を持っていいと思います。40ヶ国を旅したことのある私に言わせれば、勤勉で真面目な日本人男性はグローバルスタンダードでは貴族階級です。

2. 婚活のステージを変える

従来の婚活産業で相手が見つからないのであれば、潔く結婚相手を見つける場所を変えましょう。時間と金の無駄です。男性も加齢とともに結婚相手としての価値が下がるので、早めの決断が肝要です。この点、すもも氏は自分が「上」になれる社会または男性の経済的地位の平等度が高い社会に移動することを提唱していますが、私はミャンマー人女性・ベトナム人女性をはじめとする東南アジアの女性を非モテ男性の結婚相手の選択肢の一つとして提示したいです。

ミャンマー人女性をお勧めする理由


ミャンマー人女性の一般的特徴のページと重なる部分もありますが、本稿に関係のあるところを抜粋して述べます。

1. 未婚率が高い

ミャンマー人女性の未婚率が高すぎる」のエントリでも再三述べておりますが、ミャンマーをはじめとする東南アジアは俗に「ヒモ体質の浮気性」と言われるほど男性が怠惰なせいで、女性の未婚率が日本以上に上昇しています。言い換えればそこには広大な婚活フロンティアが広がっているのです。

2.上昇婚志向が低い

ミャンマー人女性からすれば、たしかに日本人男性の経済的地位は高いのですが、中産階級に属する彼女たちは母国に帰れば絶対に食うに困らず、勤労意欲も旺盛で自立心も強いので、金やビザのために意に染まない男性と結婚する気などさらさらありません。そして何よりも家族を大切に考えるので結婚相手の選択の際は人格を重視して考えます。なお中産階級の女性であれば「日本人と結婚したら金持ちになれる」という勘違いはしておらず、現実を知っております。

3. 真面目な男性というだけで非モテ脱却

母国の男性が怠惰なせいで彼女たちは男性を多くを求めず①勤労意欲と②家族を大切にすることぐらいしか求めません。ということで平均的な真面目な男性であれば、それだけで彼女たちの心を掴むことができます。

4. コミュニケーションも問題なし

真面目な男性というだけでつかみはオッケーとはいえ、やはり彼女たちとて人並みに男性にリードされたいと考えています……が、デート場所は当たり前の遊興地・観光地、会話の話題に窮すれば日本語を教えてあげればオッケーです。日本語を教えるのはなかなか大変なのですが、四苦八苦しながら教えれば、そこに愛情と思いやりの気持ちを感じ取ってくれるはずです(とはいえできるかぎりでいいので女性が喜ぶ努力はしましょうね)。

ここで少し長いですが、すもも氏の「『男女間モテ格差』と『非モテ男性のつらさ』」に非モテ男性の独白が載っていたので引用いたします。

恋愛相談とは少し異なるのですが、僕は何度告白しても、女性と恋愛関係を結べずにいます。

僕が恋愛が出来ないのは女性との出会いが少ないからだと考え、女性と出会う回数を増やそうと、アプリで会えそうな女性を探しました。しかし、僕と会ってくれる人は現れず、結局「いいね」も貰えずアプリをやめました。

どうして「いいね」がつかなかったのかを考えて、僕に魅力がないからだと考えました。だから魅力を補うべく、遊んでくれる相手に食事をごちそうしたりして、金銭で魅力を補って洋服や恋愛のアドバイスを貰いました。

洋服をユニクロで揃えて、髪を切って髭を剃り。相席屋とかクラブ等に行ってみました。結果は何も変わらず、お金だけが消えていきました。

どうしてそうなったのかを考えた僕は、自身が女性に慣れていないからだと考えました。だから、僕は風俗に行って性経験をしてみました。彼女たちが僕の相手をしてくれるのは、彼女たちが応援しているホスト達の為に稼ぐ為であることを知って、僕は疲れてしまいました。

僕は、女性と性経験をして愛されたいです。僕は性経験の為に美しい女性を買う事が出来ます。しかし、その性経験には愛はついてこないのです。

僕は、恋愛結婚とは誰でもできるものだと思っていました。僕がされたような事は例外で、母親は育児放棄せずに子供を愛して、妻は夫を、夫は妻を愛するものだと思っていました。

僕はどうすればいいのかわかりません、神にもどうしようもない問題でしょう。

すももさん、僕に希望を、切り捨てられる少数にも幸せになれる希望を示して頂くことは難しいでしょうか?

長文失礼しました。

私の希望はミャンマー人女性です。

私も長文失礼しました。

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ミャンマー人の家族のあり方

お寺で教えていた子がすっかり日本語が上手になって、私を自宅に食事に招待してくれたことがあります。

忘れてしまいましたが何かの祭りの日……前夜に徹夜でモヒンガーというカレー味の麺類のスープを煮込んで、翌日、招待客をもてなすのが慣わしとのことです。こういう招待をうけると最近の私はまったく遠慮せずにさいさいと出かけていきます。笑ったのは前夜の夜中の3時頃、彼女から「先生、今作っています」とメッセージが入って、煮込んでいる途中のモヒンガーのスープをの写真を送ってきたことです。本当に徹夜で煮込んでいるんだ……その写真からはぐつぐつ煮込む音が聞こえてくるようでした。

して当日、待ち合わせ場所からバイタクに乗ること10分程度、彼女の自宅に着きました。ヤンゴンの郊外にあるこじんまりとした民家です。借家で家賃は日本円にして1万円程度のこと……まあ標準ですかね。

中に入ると人がたくさん 。どうやら親戚や近所の人々がわんさか集まってきているようです。でも普段でもこの家には10人くらいが住んでいるとのこと 😯 ……寝る時は二階でみんな雑魚寝しているようでした。

そしてモヒンガーは絶品でした。今まで食べたモヒンガーで一番美味しかったんじゃなかろうか……店に出してもいいくらいです。他にもおかずがたくさん。でもミャンマーでは出された食事を全部食べる必要はなく、好きなだけ残していいのです。

事している間、いろいろな人を紹介されましたが、その中に彼女のお姉さんがいました。なんでも悪名高い某県の繊維工場に実習生として派遣されたのですが、この記事にあるように法律違反の長時間・低賃金の待遇で働かされ数ヶ月でミャンマーに戻ってきたのだとか。残ったのは日本円にして100万円ほどの借金の山……彼女も日本語の勉強を中断して家族総出で働いて返したそうです。そして借金を全額返済した後、彼女は日本語の勉強を再開して介護士として日本に行けるようがんばっています。「あいうえお」しか言えなかった彼女がそんな大変な境遇をまだ若干たどたどしくも日本語で説明してくれると感慨深いものがありますね。

して家にはもう一人、お父さんがいました。なんでも20数年前に結婚してすぐ体を壊して以来、まったく働かず家族に養ってもらっているようです。日本なら離婚されるか家の隅っこで小さくなっているものですが、彼は家長として堂々と振る舞い、私に食事やお茶を勧めてきました。このへん男性を立てる、家族で支え合うというミャンマーの家族のあり方がよく表れていると思います。男性をATM代わりにするなどミャンマーでは考えられないことです。

帰りは彼女にバス停まで送ってもらいました。それまでの間、彼女は介護士として日本で働き、そのお金で両親のために家を買うのが夢だと朗々とした口調で語ってくれました。彼女の夢が実現するように私も「先生」として少しでも助けになりたいと思います。

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女性たちの学力について

女性の平均学力

まずミャンマーもベトナムも日本より平均学力は低いです。ただこの記事によると、ベトナム人の平均学力はアメリカ・カナダ並みにあるようで、たしかにミャンマー人と比べるとベトナム人のほうが学力が高いように感じます(ただミャンマーは地方の少数民族の人々がミャンマー語を理解しないので、平均値を下げている部分はあると思います)。ただしその差は、一昔前の日本と韓国ぐらいもので、”追いつける差”のようにも感じます。

学力や学歴なんて重要じゃないと思う方もいるでしょう。それは平均学力の高い日本ではあながち間違いではないかもしれません……が、世帯収入で平気で二、三倍差がつく途上国では事情が違い、社会適応力に差が出てきます。これが私が東南アジアの女性であれば中産階級以上の女性をお勧めするゆえんです。

あらためて中産階級の女性との結婚をお勧めする理由

学力が低いとはどういうことかというと、時間という縦軸と地理という横軸がいずれも短く、自分だけの小さな価値観・世界観でしかものごとを考えられないということです。簡単に言えば短期的にしか物事を考えられず、視野が狭いということです。東南アジアの特に男性がすぐにばれるような嘘や言い訳をするのは、その表れ。また「途上国の貧しい子供たちは目がキラキラ輝いている」という物言いも、せいぜい明日の食事のことくらいしか考えていないからだと思われます。

とはいえ学力は後天的なもの

けれども学力が低いと言っても、いわゆる「頭が悪い」というわけではありません。知性=OS、知識=アプリだとすれば「OSの性能は悪くないのだけど、アプリが乗っていない」つまり「知性は低くないのだけど知識がない」というのが彼女たちの現状です。ということでアプリをダウンロードしてインストールすれば、つまり勉強や生活する中で知識を蓄えれば、自ずと問題は解決すると思います。知性は先天的なものですが、知識は後天的なものです。ということで私は仕事などで彼女たちに何か指示をする時は、まずは大枠を述べ、それから具体的な指示を出すようにしています。この仕事は会社全体の業務の中でどういう意味があるのかを理解してもらうためです。こういうことを繰り返していけば、自ずと彼女たちの価値観・世界観は広がっていくと思います。

また子供の教育については母親が大きな役割を果たすので気になるところですが、ミャンマーもベトナムも学歴や資格が日本以上に物を言う社会なので、あまり心配していません。キッチンテーブルで母親がテキストを広げて日本語の勉強をしていれば、自ずと子供にも勉強の習慣が身につくかな?と思います。

日本語能力

次に肝心の女性の日本語能力のお話。

やはり交際前に女性と十分コミュニケーションしたいのか、日本語能力の高い女性を希望する男性は多いです(逆にまったく気にしない方もいますが)。そこで実際の女性の日本語能力はどの程度のものなのか、日本語能力試験(JLPT)のレベルを参考にしてお話しします。

まずN1ですが、さすがにペラペラです。が、やはり漢字の壁は厚く、新聞をスラスラ読めるというわけにはいかないようです。あれだけ一生懸命勉強しても、読み書きの段階でネイティブのようにはいかないと思うと、ちょっと不憫ですね。

次にN2。一昔前まではN2に合格するミャンマー人はほとんどいなかったそうなんですが、今は20代のうちに合格する人がザクザクいます。参考までにN2取得者が書いた文章を載せておきましょう。

辞書を引きながら書いたものだと思いますが、”あっぱれ”と言いたくなるぐらい上手です。

N2を教えるためにはN1レベルの日本語をほぼ完全にマスターしていなければなりませんが、現状、そんなミャンマー人はほとんどおらず、皆、独習してN2を取得しています。だから私も時々質問されるのですが、これが本当に難しい。参考までにこのあいだN2の友人が送ってきた問題を載せておきましょう。

わかりますかね?私、わからなかったのでネットで調べて、最終的に日本語教師ではなく日本語の研究者のコメントに当たって解決しました。

次にN3。これが一番多いですね。一応、日常会話レベルということになっています。参考までにまたN3の友だちが書いた文章を載せておきましょう。

一応、書けていますが、まだ自然な日本語が身についていない感じです。少しずつ直してやればどんどん上達して行きます。この子には3年前初めて会った時はまだ「あいうえお」しか言えなかったので、ここまで上達するとは感慨深いです。

そしてN4以下となると挨拶以上の会話は困難となります。実習生の日本語能力の用件は”N4相当”で、日本語能力試験のN4に合格しなくても送り出し機関が課したN4のテストをパスしたら来れるので、このレベルの日本語で日本に滞在している外国人もたくさんいます。

ただコミュニケーションができないから諦めるというのは少しもったいない気がします。言葉などどうせいずれ取得するもの……性格など言葉が多少通じなくてもなんとなくわかるものです。また言葉が通じない時にお互いどんな努力をするかで愛情を推し量れる部分もあります。

ミャンマー人やベトナム人の日本語学習者の学習意欲は、おそらくみなさんの想像以上に高く、教えてやればかなり感謝されます。私が「ミャンマー人女性・ベトナム人女性と交際する時のマナー」のエントリで日本語は重要なコミュニケーションツールと言っている所以。共通の話題がなくて困っても、日本語を教えているうちに心を通わすことができます。

また女性の母国語を勉強するのもかなりの好印象を与えます。まだ旅行会話レベルですが、私もミャンマー語を勉強しているので、こちらを参考にしてください。

ミャンマー語のお勉強

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ミャンマー人女性の未婚率が高すぎる

Noteにて2024年度改訂版を公開中です↓

ミャンマー人女性の未婚率が高すぎる(2024年改訂版)|ミャンマー人女性の結婚紹介業者 (note.com)

 

(出典:大和総研グループ~ミャンマー人女性をめぐるトレンド(1)(2)

図1はASEAN諸国の35~39歳の女性の未婚率を示した図です。これによると、データは2000年までしかありませんが、ミャンマー人女性の未婚率は18.6%。タイやフィリピンはおろか、日本やシンガポールよりも高い数値です。ちなみに図にはありませんが、2000年の時点でベトナム人女性の未婚率は17%で、やはり高い数値を示しています。いずれにしろ両国とも未婚率は上昇の一途を辿っており、その必然の結果として出生率も下がり続けています。

その理由は単純明快、両国とも俗に「ヒモ体質の浮気性」と呼ばれるほど、男性があまり勉強せず、あまり働かず、おまけによそに女を作り、女性が愛想を尽かしているからです。例えばミャンマーの大学進学率は10%ほどですが、その男女比は3:7、また国家公務員の50%(管理職の40%)学校の先生の80%、大学の先生の80%、医師の80%が女性となっていて超女性優位社会となっています(ベトナムはややましな印象です)。そしてもちろん教育水準が高いほど女性の未婚率は高く、正確なデータはないのですが大卒女性の3分の2が独身と言われており、猫も歩けばバツイチ女性、シングルマザー、妙齢の独身女性に当たると言った状態です。

ミャンマーに限らずアジア人男性は嫉妬深い。とてつもなく嫉妬深い。タイでは他の男が自分の彼女をナンパしてきたという理由で殺人事件も起きている。女性に対する考え方が「物」に近いのかもしれない。一方で、自らにはとてつもなく甘い。平気で二股、三股をしているのである。ミャンマーでもそうした話には枚挙に遑がない。その結果、ミャンマーの未婚率はアジアでもトップクラスに高い。独身を貫くミャンマー女性が多いのである。意外と早く人口ボーナスが終わると言う理由もこうしたことが背景にある。未婚を貫く理由は「男は荷物だ」ということらしい出典

ミャンマーでは生涯独身を貫き両親の世話をする女性は「孝行娘」と世間から称賛を浴びせられるという話がありますが、これは戦死者に勲章を授けて”名誉の戦死”とするがごとくたぶんに美化された話で、彼女たちの本音は「真面目な男性と結婚したい」というものです。

そして母国の男性の質が低いことから彼女たちは男性にあまり多くを求めず、①勤労意欲があり家族を大切にする男性であれば好意を持ってくれる可能性が高いのです(もちろん、これは「つかみはOK」という話で、男性には人並みに女性をリードすることが求められます。参考:「非モテ男性VSミャンマー人女性」から「非モテ男性&ミャンマー人女性」へ)。この点世界一上方婚志向が高く自分よりレベルの下がる男性とは絶対に結婚しようとしない日本人女性とはだいぶ事情が違います

日本ではいまいち女性の人気が薄い優男風男性ですが、ミャンマー人女性との相性は大変いいのではないかと考えております。

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いわゆる”仕送り”について

国際結婚をするうえで避けては通れない仕送り問題についてご説明します。

仕送りと言うと、男性が稼いだお金を女性の家族の元に送金することをイメージされると思います。実際、ミャンマーには年金制度がなく、老親の面倒は子供が看ることになっているので、彼らへの送金は必須となります(老後にお寺に入って瞑想に耽る日々を過ごす方もおられますが)。またミャンマーでは、冠婚葬祭だけではなく、就学・就職・開業などの際に親族から借金をするということが一般的に行われています。ですからミャンマー人女性と結婚する以上、こういった仕送りから逃れることはできないでしょう。

が、男性からしても、いくら日本とミャンマーの間に経済格差があるとはいえ、無尽蔵に金があるわけでもなく、また子供が生まれれば養育費・教育費が嵩むでしょうから、毎月数万円持っていかれるのは経済的負担が大きいと思います。

ということで私は女性が登録する際に日本の物価の高さと出費の大きさを説明して、家族へ送金するお金は自分で稼いでくださいと伝えております。実際、N4レベルの日本語を習得すれば日本での就業は可能で、私の知り合いの日本人男性と結婚しているミャンマー人女性には、パートに出たり、日本・ミャンマー間で小規模な輸出入業を営んだり、ミャンマーに飲食店を出店したり、ミャンマーで不動産を売買したりしている人が多くいます(逆に日本語の習得が不十分な間は男性の収入から文字どおり仕送りをお願いする場合もあります)。また日本語能力が著しく高く、東京などの大都市に住んでいる女性の場合は、日本・ミャンマー間で事業を行っている企業でオフィスワークに就くことも可能です。

そして仕送りの金額については、実習生が毎月10万円くらい家族に送金しているので、同額くらいを希望する女性が多いのですが、それは毎日長時間働いて爪に火を点すような生活を送ったうえで送れる金額だと説明したうえで、毎月500,000チャット(約4万円)は可能と伝えてあります。ただこれは初期設定みたいなもので、結婚後は夫婦で相談して決め、金額は時期によって上下することになるでしょう。また月額いくらと決めても毎月送金するのでは手数料がもったいないので、実際には半年に一回程度の送金になると思います。 また大卒の女性と高卒の女性を比べると、大卒の女性のほうが経済力のある家庭出身であることが多いので、送金額は比較的少額になると思います。

……と色々申しましたが、日本人男性・ミャンマー人女性の夫婦にお話しを伺うと、金銭問題でトラブルを起こしている家庭は見当たりません。皆、夫婦で相談したうえで、奥さんの稼いだ金から無理のない金額を不定期に送金している感じです。結局、日本人同士の人間関係と同じで、こういうことを繰り返しながら、二人の「間合い」みたいものを築き上げていくしかないのでしょう。 また逆に言えば、女性の家族と円満にやっていければ、たとえ無年金でもミャンマーで老後をつつがなく過ごせるということでもあります(笑)。

以上です。ご質問がありましたら、なんなりとどうぞ。

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ミャンマー人女性との結婚手続きと結婚式

この度成婚されたお客様からフィードバックをいただきましたので、それを元にミャンマー人女性と結婚した場合の手続きについて詳述いたします。

【2020年7月9日追記】

東京のミャンマー大使館で結婚証明書に準ずる書類が発行され、それを結婚証明書に代用できるという情報を入手したので追記しました。これができるなら配偶者ビザ取得のためにミャンマーに渡航する必要はありません。

ず、結婚手続きには、

  1. 日本で結婚を成立させる場合
  2. ミャンマーで結婚を成立させる場合

の二つのケースがあります。

  1. 日本で結婚を成立させる場合

この場合、手続きは(1)各市町村区役所への婚姻届の提出(2)入国管理局への配偶者ビザの申請(3)女性がミャンマー在住の場合は日本大使館への入国ビザの申請の三つから成ります。ちなみに行政書士の先生に依頼する場合、担当するのは(2)のみです。

(1)各市町村区役所への婚姻届の提出

必要書類は各役所によって対応が多少異なるので、事前に最寄りの役所にお問い合わせください。

  1. 両人に必要な書類として婚姻届と申述書がありますが、これは各役所に置いてあります(両方とも女性のサインが必要です)。
  2. 男性の必要書類は戸籍謄本のみです(現住所と戸籍地が同じ場合は不要となることがあります)
  3. 女性に必要な書類は①独身証明書の原本ファミリーリスト(戸籍)のコピーパスポートのコピーの三つです。それぞれB.A.R.LまたはB.A.B.L.と言われる公証弁護人が作成した日本語訳が必要です。翻訳者の署名と証明シールが貼られている正式のものです。

ちなみに現地の書類の収集は親族でも代行可です。特に女性が難民ビザの場合は一旦帰国すると二度と日本に戻れなくなる可能性があるので、親族の代行が不可欠です。

(2)入国管理局への配偶者ビザの申請

こちらも各入管によって対応が多少異なるので、事前にお問い合わせください。

基本、必要書類は①在留資格認定証明書交付申請書日本人男性の戸籍謄本ミャンマーの結婚証明書とその日本語訳日本人男性の住民税の納税証明書身元保証書日本人男性の世帯全員の記載のある住民票のコピー質問書スナップ写真写真392円切手です。

ミャンマーの結婚証明書とその日本語訳後述するように原則ミャンマーで挙式を行った後にしか取得できませんが、役所に婚姻届提出後二人の名前は記載された戸籍謄本を東京のミャンマー大使館に送れば結婚証明書に準じた書類が発行され、それを結婚証明書に代用することができます。ただミャンマー大使館の対応は流動的なので事前に要確認です。

また質問書には知り合ってから結婚に至るまでの経緯を書く箇所があり、二人で撮ったスナップ写真やSNSでの二人の会話のコピーなどを持っていくと有効です。

仮に申請が通らなかった場合は入管がその理由を教えてくれるので、その指示にしたがってまた必要書類を集め直します。

(3)女性がミャンマー在住の場合は日本大使館への入国ビザの申請

こちらなどを参考にして事前にヤンゴンの日本大使館にお問い合わせください。窓口には日本語がわかるミャンマー人の職員がいます。基本①女性のパスポートビザ申請書写真在留資格認定証明書(謄本と両面コピーを各一部)ファミリーリスト(謄本とコピーを各一部)国民登録書(謄本とコピーを各一部)が必要になります。受理されてから10日ほどで発行されるそうです。

2. ミャンマーで結婚を成立させる場合

手続きをスムーズに進めるためには(1)日本の婚姻届と(2)結婚式等の写真が必要になってくるので、結婚式の過程から順を追って説明いたします。

まず結婚式の費用についてですが、ミャンマーの結婚式は民族と宗教が複雑に絡み合っており、場合によっては披露宴を何回も催すことがあります……が、すべて付き合っていてはきりがないので、女性とよく相談して最初に費用の上限を決めたうえで事を進めるのが肝要とのことです。

(1)僧院での寄進と食事会

現金および場合によっては料理を作って僧院へ赴き、修行僧に食事を寄付し、祝福の祈りと説法をしてもらいます。この際、準正装が必要となりますが、部族によって正装のロンジ―が違って、 ビルマ族の場合はピンクのロンジ―が縁起が良いとされているそうです。寄進は修行僧の服(新品)と現金(エアメールの封筒に入れる)が主流とのことです。

その後、家族や親しい親族を招き食事会をします。あまり裕福でないミャンマー人は披露宴を行わず、これだけですますようですが、他のサイトに「ミャンマーの結婚式が10万程度で終わる」と記載されているのは、おそらく食事会しかやらなかった場合です。

そしてこの際、僧侶に寄付を渡している様子やお祈りをしている様子等をできる限り写真に残しておくことが肝要です。結婚証明書の取得に必要となってきます。

(2)披露宴

原則、僧院での寄進とは別の日に行います。

会場はホテルかレストラン、招待客は家族や親族だけではなく、友人知人からただの近所の人まで多岐に渡るそうです。ホテルやレストランのグレードは女性の階層により異なりますが、中級ホテルの場合は20~30万が相場と聞いています。服装については本人たちは正装ですが、日本人の参列者はスーツでも可、ロンジ―を着る場合は祝賀用のものを用意することのことです。

なお僧院で行う場合もあるようですが、エアコンがなくトイレ環境が劣悪なためお勧めできないそうです。

また披露宴ではご祝儀があるため引き出物の用意が必要となりますが、専門店を利用すると簡便。ご祝儀で5000チャット札の新札があった場合、取っておくとよいとのことです。後で使います

(3)結婚証明書

結婚証明書二通を事前に用意し、裁判官の前でお互いにサインをし、立会人二人のサインをもらい、最後に裁判官の署名をもらうことで完成します。

女性が仏教徒の場合、その伴侶も敬虔な仏教徒であることが求められるので、その証明のために前述した写真が必要となります。

また外国人との結婚の場合は、ミャンマー人同士の結婚の場合と準備する書類の種類と部数が違うため必ず事前に確認することが肝要。ちなみに日本人男性側の必要書類はパスポートのみです。

さらに手続きをスムーズに進めるためには、部署が変わるごとに袖の下を渡す必要があり、この際先の5000チャットの新札が必要となります(縁起のいいお金とされているそうです)。ちなみにこのお客様は、最後に書類を作ってくれた裁判官には30万ks(約23000円)ほど包んだとのこと。書類に不備がなく袖の下が足りていればて手続きは一時間で済むそうです。

以上です。

新情報が入り次第、また加筆・修正いたします。

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ミャンマー・日本の恋愛事情を語る!

my voice:News of Myanmar というYoutubeチャンネルに「ミャンマー・日本の恋愛事情を語る!」という動画があったので転載いたします。私もまだ全部観ていませんが、なかなか興味深い内容です。

ちなみに動画の男性はミャンマー名を、女性は日本名を名乗っていますが、男性は日本人で、女性はミャンマー人です。日本風の化粧をすると本当に日本人と見分けが付かないですね。

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