旧ブログのエントリを加筆・修正したものです。青字は現在視点からの解説です。
2月6日(火)
恋愛相談に乗っていた若いミャンマー人女性に会ってきました。のCさんにお会いしてきた。日本人男性と遠距離恋愛をしていたCさんだが、最近、彼との関係を解消。現在は年下のミャンマー人男性と交際しているよう。彼女は彼のことをさほど好きでもないのだが、彼が彼女にぞっこんで、職場が近いこともあって、仕事が終わった後、毎日会っているそうだ。さすがミャンマー人男性はミャンマー人女性のことをよくわかっていて、このへんマメ。ちなみに彼の写真を見せてもらったのですが、御多分に洩れず、読書とコンピューターが好きな優男だった(このへん美女と優男参照のこと)。新しい彼氏はどう? と尋ねると、「今チェック中」なのだとか。
これに対して日本人の元彼のほうは、毎日メールを寄越すわけでもなく、彼女の誕生日を忘れたりして、次第に彼女の心は離れて行ったよう。まあ、彼は数回ミャンマーを訪れたことがあるだけて、ミャンマーの恋愛事情に通じてもいなかったのだろうが、それにしても彼が逃した魚の大きさに気づくのは、いつのことになるだろう? 利発で、努力家で、よく笑い、可愛らしい彼女みたいな女性は、なかなかいないと思うし、社会人になると笑っちゃうほど出会いがないので、20代半ばまでに結婚相手を見つけられないと、そのまま独身街道まっしぐらだ(私みたいに)。
もうひとりは彼女の友だちで、インド系ミャンマー人で、ムスリム、豚肉だけでなく鳥肉も食べないのだとか。現在、介護士として日本に行くために日本語を勉強中で、趣味で柔道をやっているそう。後で彼女のFacebookを見ると、やたら軽そうなミャンマー人男性とのアツアツ写真がいっぱい載っていたんですが、大丈夫なのかな? 真面目な女性があの手のタイプの男性に弱いのは古今東西変わらないようだ。
真相は逆で彼女が男をこましているらしい。お母さんは激昂しているのだとか。
2月7日(水)
Yさんに会ってきた。女性のリクルートを手伝ってもらっていて、さらに今回登録していただいた女性。42歳だが、スリムで透き通るような白い肌をしていて、とても綺麗な人。マンダレー外国語大学で日本語を学んだ後、しばらく日本語から離れていたのだが、30歳を超えてから日本語の勉強を再開。現在はオンラインの日本語教師をしている。が、ミャンマー在住の日本語話者にありがちなことだが会話は少し苦手。また一般のミャンマー人女性に輪をかけてシャイな性格らしく、面談の際は、終始緊張しっぱなしで、messenger で話をしていた時はわりと冗長だったのに、口数も少なかった。写真を撮る時も全然笑ってくれなかった。正直、もう少し話をしたかったな。
次にMY027さん。29歳の英語教師をしている女性で、利発でよく笑い、自分に対する自信と謙虚さの両方を兼ね備えた、一緒にいると気持ちのいい女性だった。また彼女はかなり信心深い女性のようで、毎日仕事が終わった後に寺院か僧院に赴き、一時間ばかり瞑想に耽っているのだとか。ミャンマー文化に対する造詣も愛着も深く、面談が終わった後、一緒にバスで帰っている間も車窓から見える建築物などをいちいち解説してくれた。
2月8日(木)
昨年の2月26日にMさんと一緒にマンダレーでお会いしたHさんにお会いしてきた。彼女は23歳にしてN3取得者、日本在住経験がないミャンマー人としてはかなり上位に入る日本語話者だ。昨年まではIT関係の仕事をしていたのだが、その日本語力を買われてヤンゴンの日本語学校にスカウトされ、現在は日本語教師として働いているのだとか。土日も休みではなく、毎日細切れに授業が入っているらしく、なかなか大変そうだが、仕事自体はやり甲斐があって楽しいと言っていた。この日はミャンマー料理のレストランでココナッツカレーをご馳走になった。日本に例えれば、5000円ほどの出費で、まだ給料の安い彼女にすれば財布が痛かったとは思うが、ミャンマー人は非常に面子を重んじる人々なので、こういうときは素直に好意に甘えるのが吉。カレーのほうはかなりの美味で、これは日本でも受けるだろうという代物だった。何かヒット商品があればミャンマー料理もタイ料理やベトナム料理のようにもっとメジャーになれるのだろうが。
2月9日(金)
MY005さんの紹介でKさんにお会いしてきた。彼女はMY005さんが日本語教師の家庭教師をやっていた際の教え子で、23歳、N5を取得して、実習生として来日する準備しているのだとか。笑顔が本当に可愛らしく、利発な女性だった。が、それはともかく、話をしているとどうも様子がおかしい。私はMY005さんに「日本人と結婚してもいいという友達がいたら、紹介してくれ」と頼んだのだが、彼女は私の仕事について何も知らない様子。すかさずmessengerでMY005さんを呼び出して事情を尋ねると、私の仕事のことは彼女に話していないという返事。どうやら友達の紹介だけはするから後は自分でどうにしろということのようだった……いや、それが難しいから君に頼んだんだけど。結局、初対面の相手にいきなり「日本人男性と結婚しませんか?」と尋ねるわけにもいかず、彼女とは世間話に終始した。
その後は色々世話になっているMさんの家に行って姪御さんのCさんにお会いしてきた。昨年大学生になった彼女は同時に韓国人が経営する化粧品の店に就職(ミャンマーの大学はほとんど通信制で大学生は普段働いています)……が、その韓国人は金貸しもやっており、彼女の仕事はもっぱら借金の取り立てなのだとか。とてもじゃないけど年頃の女性のやる仕事ではないと私などは思うのだが、彼女は気丈に振る舞っていた……が、昨年はなかった頰のニキビを見ると人知れずストレスを溜めているのではないかと心配に。Facebook には友達、恋人、家族との楽しそうな写真を載せているミャンマー人女性ですが、恐らく彼女と同じく日本人には想像もつかない苦労をしている人も多いのだろう。そしてそんな苦労を「不幸」とも思わず、当然のこととして受け止め、なんとかやりくりしているのだろうが、こういった経験によってミャンマー人女性に共通する芯の強さが養われているのかもしれない。
また日本人との離婚経験があり、子供が一人いるMさんが、「結婚なんかしてもいいことは何もない。苦労するだけよ」と結婚に対してやたら否定的なので、その点についてCさんに尋ねると、やはり生涯独身は嫌だ、他の友だちもみんなそう考えていると答えた。やっぱそうだよねー。
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