第五回ミャンマー視察(2018年1~2月)(5)

旧ブログのエントリを加筆・修正したものです。青字は現在視点からの解説です。

第五回ミャンマー視察(2018年1~2月)(4)

2月10日(土)

まず会員になっていただいたMY026さん。31歳の看護婦さんで、インド人風の美人でした。あまり私の友人にいないタイプで、かつ美人すぎていまいち現実味がなく、正直言って苦手とするタイプなので、あまり打ち解けることができませんでしたが、こちらの質問にハキハキと答えるしっかりとした女性でした……と最近仲の良いミャンマー人の女友達に「若い女の子とデートするのが仕事でいいわね!」と嫌味を言われたので、一つ言っておきますと、楽しかったのは最初の三人くらいで、やはり年頃の、しかも色々なタイプの女性をたくさん相手にするのは、疲れます。そんなわけにも行かないんですが、誰かに代わってほしいくらいです。

次は先日もお会いしたSさん。すっかり私になついていて、「どうしても先生(私のことです」にもう一度会いたいです!」というので、会ってきた。友達を一人連れてきて、彼女は31歳、ゴルフ仲間で、無二の親友だそう。二人とも浮ついたところが全然なくて、典型的なミャンマーで生涯独身コース……ミャンマー人の中には「ミャンマー人は家族仲がいいから独身でも問題ない」という人もいるのだが、昔みたいな貧しい国のままだったら、家で小さな商売を営んで家族一緒に仲良く暮らすということにでもなるのだろうが(そして店番でもしていたら、なんとなく仕事をしている格好になったので、男性の怠惰が露わになることもなかっただろう)、このまま経済成長が続けば事情も変わってくるはず。進学や就職のために住居を変える機会が増え、家族が離ればなれになることも多くなるだろうう。実際、留学生や実習生として来日した私のミャンマー人の友達は、病気になった時などは、とても心細そうな顔をしている。彼女たちだっていつまでも「可愛い女の子」ではない。年老いて、身体の自由が利かなくなった時に寂しい思いをしないか、とても心配。

最後はLさん。この日はちょっと高めの和食レストランでごちそうしてやろうと思っていただが、この前と同じく何も食べようとせず、結局、抹茶アイスを食べただった。どうやら体重を気にしてあまり食べない性質のようだ。そして薄々気づいてはいたのだが、彼女はお金持ちの娘らしく、またこれは勘違いしていたのだが、彼氏は某中国系大企業に勤める中国人とのことでした。写真を見せてもらったが、ハンサムにはほど遠いコミカルな感じの男性だった。も彼女は中国に住みたくないので、彼と結婚する気はなく、そのことをはっきりと彼にも伝えているそう。また中国人男性に比べてミャンマー人男性はどうだ?と尋ねると、「ミャンマーの男は嘘をよく吐くし、浮気症」と答えた。一度ミャンマー人男性と付き合ったことがあるすが、その時はDV被害を受けて散々な目にあったのだとか。正直、こんなお金持ちのお嬢さんが私の相手をする理由は何もなく、体良く無料日本語教師に利用されているのはわかっているのだが、こちらとしても彼女の話は面白いし、何よりも可愛いしね。会わずにはいられない。

2月11日(日)

久しぶりにダマレキタ僧院へ。僧院へ向かうタクシーの車窓から友だちがやっている日本語学校が見えたので、挨拶をしに顔を出す。僧院には知っている顔がおらず、ちょっと時間を持て余した。N先生とその夫と子供が迎えにきてくれて、近くのスーパーマーケットへ行ってお茶。ものすごく高いロンジーをプレゼントしてくれて恐縮した。

2月12日(月)

ミャンマー滞在の最終日にMY035さんに「お土産の漫画が余ったから」と言って、もう一度お会いしてきた。もちろん「余った」というのは口実で、最初にお会いしてきた時、なかなか素敵な女性だなと思ったので、計画的に余らせて、もう一度会う機会を作ったのだ。今度はスーレ・スクエアの二階にある日本人にも人気のシャン料理のレストランで一緒に昼食。彼女は胃の具合が悪い私のために油をあまり使っていない料理を注文してくれた(とても美味しかったです)。

昼食を食べながら話題はなぜか「民族」の話。MY035さんが「ミャンマーには色々な民族がいて……」という話をしたので、私が「でも民族の違いっていうのは恣意的なものだから……」と返すと、「いえ、顔が違いますよ」と言うので、私が携帯のフォトライブラリにあるミャンマー人女性の写真を見せて「彼女の民族を当ててください」と尋ねたところ、彼女は一つも答えられず、苦笑いしていた(が、彼女は「民族の違いは恣意的」という話に納得が行かなかったようで、後日、知り合いの日本人ガイドから話を聞いてきて、再び私に論戦を挑んできた)。

その後、ヤンゴンのデートスポットであるカンドージ公園へ。生憎工事中で湖に架けてある橋を渡ることができなかったが、二人で公園の風光明媚を楽しみ、写真をパシャパシャ。私は、二年前右も左もわからず、なんのコネもないままミャンマーに来た時以来、彼女も久しぶりのカンドージ公園だったそう。公園を巡っている間に彼女の顎が上がり、息遣いも荒くなってきたので、時折「休もうか?」と声をかけたのだが、彼女は「大丈夫」という返事。ミャンマー人はあまり運動をしないので、いまいち体力がない。私がそう言うと、彼女は「でも私はたまにダイエットのためにエクササイズをしている」と言ったが、結局、いっぱい食べてしまうのであまり成果が上がらないのだとか。一時間半ほど公園を散策した後、彼女と別れた。

この後MY029さんと会う予定だったのだが、直前に彼女に仕事が入りキャンセルに。またミャンマー滞在中、今はタチレクにいるMY009さんとMY003さんとMY007さんの叔母から、「相手の男性は見つかったか?」という問い合わせがあったた。改めて人の人生を預かっている仕事なのだなと自覚し、気持ちを新たにした。

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