特定の宗教を信仰している男性のみなさまへ

先日、立て続けに特定の宗教を信仰している男性の方々からお問い合わせがあったので、ご説明いたします。

らはいわゆる新興宗教と呼ばれる宗教を信仰しているのですが、親がやっているから仕方なくといった風情で、あまり信仰熱心ではありません。辞めてもいいのですが、そうすると親が悲しむので辞めるに辞められないとのことです。仮に信仰熱心であれば同じ宗教の女性と結婚するのでしょうがそれは嫌、ということで一般の婚活市場で結婚相手を探しているのですが、ご存知のように日本は宗教色の非常に薄い社会でして、何か特定の宗教を信仰しているというだけで女性から避けられるそうです……そこで外国人女性であれば宗教に理解があるのではないかと思い当社の門を叩いたのだとか。

ということで私、ミャンマー人・ベトナム人双方のリクルーターと友人に事情を尋ねてみました。

れぞれの宗教事情について簡単に説明すると、ミャンマーは国民の90%が仏教徒であり、他にキリスト教徒、イスラム教徒その他、ベトナムは国民の70%が無宗教で、仏教徒・キリスト教徒が一定数いるという感じです。

ベトナムは宗教色が薄いので割愛して、ミャンマーについて説明します。

ご存知のとおり、ミャンマーは生活の隅々に仏教の教えが浸透し、街中では修行僧が列をなして托鉢を行い、人々は嬉々として寄付をするという敬虔な仏教社会です……ただそれでも宗教意識よりは生活感覚のほうが勝っており普段付き合っている分にはあまり宗教を感じさせるものはありませし(人の死をスッと受け容れるあたりは「さすが仏教徒」と思いますけどね)、経済成長に伴い特に若い人の間では信心が薄れつつあります。

一度、私が友だちと一緒にスーレーパゴダ(ミャンマーの浅草寺)の前を通った時、「せっかくだからお祈りをしていきましょう」と誘うと、彼女は困惑した顔をして嫌だと言いました。理由を尋ねると、「朝昼晩毎日お祈りしていたのに実習生の面接に落ちたのでもうお祈りはしたくない」とのこと。また他の友だちとマンダレーヒルに登った時、彼女は節々にある大仏の前でまったくお祈りをしないので不思議に思って尋ねると、「いくら祈っても自分ががんばらないと仕方がないので……」と言っていました。ミャンマーの仏教はいわゆる小乗仏教で現世利益を求めるものではないのかもしれませんが、人々の感性はそう簡単に割り切れるものではないのでしょう(逆に「日本の仏教は『いかに人生を幸せに生きるか?』の話ばかりで浅い気がする」と言った友人もいましたが)。

とはいえ、やはり仏教徒の女性は、キリスト教系の宗教は本人が良くても親の反対にあうということで受け容れがたいようです。ただ人が何か宗教を信仰していることは彼女たちにとってはごくごく自然なことなので、何か特定の宗教を信仰していることを理由に拒否されるということはありません

ちなみに今回男性たちが信仰していた宗教はいずれも日本人の教祖が興したもので、「仏教でもキリスト教でもイスラム教でもない日本の土俗信仰(Japanese local religion)と説明したところ、ミャンマー人女性もベトナム人女性もみな「それなら構いませんよ」と答えました。

だそれでも女性の宗教を尊重することは不可欠です。仏教徒のミャンマー人・ベトナム人は家に仏壇を飾ります。また「ミャンマー人女性との結婚手続きと結婚式について」のエントリでも述べましたが、ミャンマー人女性と結婚すればお寺に寄進したり、パゴダでお祈りしたり、僧侶の説法を聞いたり仏教の儀式に参加することは不可欠となります。

その点に抵抗がないのであれば、ミャンマー人・ベトナム人女性との結婚で宗教が壁になることはないと思います。

今回は以上です。

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